誤作動を防ぐ!ゲート型金属探知機設置する際のチェックポイント

はじめに
イベントや工場、倉庫などの施設でゲート型金属探知機をレンタル・設置する際、
「しっかり通過チェックできるか?」
「誤作動しないか?」
といった不安の声をいただくことがあります。
実は、金属探知機は設置場所のちょっとした条件で精度が変わる機器でもあります。
特に、誤作動や感度不良の多くは、「設置環境」が原因となるケースが少なくありません。
この記事では、事前にチェックしておきたい設置の落とし穴とポイントをわかりやすくまとめました。
※詳しい解説は、以下の技術ガイドページもあわせてご覧ください。
設置前に確認しておきたい「5つのチェックポイント」
- 周囲にスピーカー、電源装置や大きな金属構造物はないか?
鉄製の柵、支柱、手すり、音響設備や配電盤などが近くにあると、磁気が乱れる原因になります。
マンホールや鉄板などの金属物がゲート型金属探知機の真下にある場合も同様です。 - 床の下、地面や天井に配線・配管・鉄筋が集中していないか?
屋内設置の際、これらが金属探知機の真上や真下に接近して配置されている場合には、特に注意が必要です。
- ゲート間の距離は確保できるか?
複数台を並列で使う場合、探知機自体の設定変更や推奨距離を確保するなどの措置を行わないと互いに干渉し、誤作動の原因になります。
- 設置場所の地表に傾きがなく、安定して平らであるか
地表に傾きがあったり、柔らかい場合、金属探知機が少しの衝撃で揺れて磁気が安定せず、誤作動の原因になります。
- 電源環境は安定しているか?
延長コード使用時は、接続部のゆるみやノイズ混入にも注意が必要です。
実際にあった「誤作動トラブル事例」
天井と金属探知機とが10数cmと接近した場所に設置
天井裏に配線が多数あり、ゲート型金属探知機を配置換え。このゲート型金属探知機の配置換えでおおむね対応可能です。
設置した場所の地表に凹凸があった。
へこみ部分に木片を入れ、木板を敷き、安定化させた上で金属探知機を再設置
金属探知機以外の電気機器を接続している延長コードが金属探知機と接近
電気機器側の延長コードを伸ばし、金属探知機から隔離
🔗 関連リンク・技術解説ページ
さらに詳しく知りたい方は、以下の技術ガイドページをご参照ください。
▶ 金属探知機の設置環境と注意点
おわりに
金属探知機の誤作動や精度トラブルは、事前のちょっとした確認で防げるものがほとんどです。
「とりあえず置けばいい」ではなく、“安全を確実に通す”ための環境作りがとても大切です。
ガーディテクターでは、設置環境の確認や現場サポートも含めて対応可能です。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。